R5第6回模試・数学の大問2.規則性の問題についてのポイント解説となります。

大問2.規則性の問題です。

白・黒、2色の正方形のタイルを規則的に並べて出来る図形の問題です。

図形の並びはどうなっているかな?

1番目:縦 2枚 × 横 3枚 = 6枚
2番目:縦 3枚 × 横 4枚 = 12枚
3番目:縦 4枚 × 横 5枚 = 20枚

(1)で問われているのは5番目の枚数だからこのまま進めていくと・・。

4番目:縦 5枚 × 横 6枚 = 30枚
5番目:縦 6枚 × 横 7枚 = 42枚

もう答えが出たね!

はい、順番通りに考えれば簡単でした。

タイルの枚数をnとした式にするとどうなるかな?

1番目をn=1とすると、縦 2枚 (n+1)× 横 3枚(n+2)となるわ。

そうだね。なら2枚目以降も当てはめてみよう。

2番目はn=2だから、縦 3枚 (n+1)× 横 4枚(n+2)
3番目はn=3だから、縦 4枚 (n+1)× 横 5枚(n+2)
4番目はn=4だから、縦 5枚 (n+1)× 横 6枚(n+2)

全て当てはまるね。

だから、5番目をn=5として、縦 6枚 (n+1)× 横 7枚(n+2)としても枚数の計算ができるわ。

その通り!計算式は「 (n+1)(n+2) 」ということになる。・・・①

(2)に移るよ。白のタイルの枚数が132枚になるのは何番目の図形か?

(1)では全ての枚数だったけど(2)では色だけでしょ・・なんだか難しそう・・。

そんなことは無いよ!(1)を意識して図形をよく見てみよう。

あっ!全てのタイルの枚数から黒のタイル分を引けばいいんだ。

そう!良く気付いたね。黒のタイルの規則を考えてみよう。

1番目:縦 2枚 × 横 2枚
2番目:縦 3枚 × 横 2枚
3番目:縦 4枚 × 横 2枚

これをnを使った形にすると・・。

縦(n+1)× 横 2 の形になるわ。

そう!つまり「 2(n+1) 」の式ができるんだ。・・・②

そして、問題は全てのタイルから黒タイルを引いて132枚になる式だから・・。

式の形は「 ① (すべてのタイルの数)- ② (黒のタイルの数) = 132枚」

「 (n+1)(n+2) - 2(n+1) = 132」これを解けばいいのね。

n^2+3n+2-(2n+2)=132 カッコの展開に注意して式を進めよう。

「 n^2 + n = 132 」から、「 n^2 + n - 132 = 0 」になるのね。

かけて「-132」、たして「+1」になる数の組み合わせを考えよう。

132を素因数分解すると、「 2×2×3×11 」つまり「 12×11 」

12と11のどちらかにマイナスの符号が必要になるね。

たして+1だから小さい方の11にマイナスの符号がついて、(n+12)(n-11)=0

これで式は解けたけど答えが2つ出たね・・。

答えとして該当するのは自然数「n>0」だけなのよね。

その通り!途中式には必ず「n>0より」もしくは「解は自然数となり」と明記しよう。(「○○は解としてふさわしくない」でもOK)

はーい、わかりました!

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